Thicker Than Waterの魅力

Hiphop

今回はMC EIHTの”Thicker Than Water”についてです‼︎
まず、MC Eihtと言えば”Straight Up Menace”を思い浮かべる人がいると思いますが
僕の中でのBest Of MC EIHT、というかBest Of Mellow Westsideはこれです。
Eazy-Eの”Real Muthaphuckkin’Gs”をきっかけにどっぷりウエストコーストにハマった20代前半、
特に聞いていた1曲ですね。

MC EIHTについて軽く説明

https://www.spotern.com/en/wanted/movie/menace-ii-society/44931/the-cap-from-a-wax-mc-eiht-in-menace-2-society

彼について知っている方は多いと思うので軽ーく説明します。
・コンプトン生まれ。
・ Compton’s Most Wantedのメンバー
・”Menace II Society.”で映画デビュー(最後に殺される役)
・”Gyeah”ってめちゃくちゃ言う笑(ジーヤって言ってるはず)

DJ Quikとのビーフも有名ですよね。
※僕の主観ですが、何となくウエストコーストラップの世界の中では同じ感じの
立ち位置なような気がします。(DJ Quikは赤組でMC Eihtは青組です。)


https://en.wikipedia.org/wiki/Hoo-Bangin%27_Records

僕の大好きな”Hoo-Bangin’ Records”にも所属していました。
Mack10やMad CJ Macなどがいたレーベルですね。
何でこのレーベルが好きかと言いますと「ロゴがかっこいい」からです。

“Thicker Than waterの詳細

https://www.youtube.com/watch?v=Tb4IeRUTmUY

“Thicker Than water”は彼の4th アルバム”Section8″からの1曲で、意味は
「水よりも濃い」です‼︎

英語で”Blood Is Thicker Than Water”ということわざがありますが、
そこからの引用でしょうか、、、
因みに意味は、「家族や親せきとの絆は、親しい他人との関係よりも強い」です。
何があっても切れないみたいな解釈でしょうか、、

因みにこの”section8″はPriority Recordsからのリリースです。
Priority Recordsといえば映画”Straight Outta Compton”でアイス・キューブ率いる
”Da Lench Mob”にオフィスをメチャクチャにされたレコード会社です。笑

サンプリングソース(ネタ元)

気にするサンプリングソースはコチラ‼︎
Alicia Myersの”If You Play Your Cards Right”です。
治安のメチャメチャ悪くモータウンが生まれた場所デトロイト出身です。(エミネムもデトロイト。)

彼のフッド”Compton”そして彼の人生のお話し

コンプトン ステーション

LAのフッド、アメリカのフッドはすべてそうだと思いますがとにかく生きるのがハードです。
ゲトー出身は成り上がりたいなら「NBA選手・ラッパー・ドラッグディーラーになるしかない」
みたいな教訓すらあります.

コンプトンももちろん例外ではありません。特にこの歌のストーリーになっている80・90年代
は特にヤバかったみたいです。(LA暴動の時ですね。)
僕もコンプトンには4・5回ほど行った事ありますが、特に危険な思いをした事はないです。
※ただ、明るい時間に行く事や裏路地に入らないなどの「アメリカの常識」は守っています。


そんなフッドの日常を歌ったこの歌の1バースを和訳・解説します
※個人的解釈も含まれます。


As my life takes a twirl, I say fuck the world
‘Cause sometimes it seems that it’s all a bad dream

何か悪夢のような出来事が起こる時、この世界にファックを突きつける

Pops must have fucked with moms on the scheme
But sooner or later he left our 2 man team but fuck him

俺ら2人のことを置き去りにてクソ野郎は母ちゃんと○○することを企んでるに違いない。

Times done changed, I’m in the game
And I bring moms pain, ‘cause the game is slangin caine

時間が経ち、薬を捌く仕事でトラブルが絶えず母ちゃんが悩んでいた。

Cries from my eyes as I hits the street
Pounds in the chest the heart beats as I roll with heats

銃を持ってストリートに出ている時の鼓動、涙が止まらない

Pops wasn’t around but for a minute or shit
Until he skipped across town with another bitch to stick

あいつが街の向こうの別の彼女とこに逃げるまであのクソ野郎は
しばらくおれの周りから消えるはずさ

Stuck moms one more times then dropped a dime
And on top of that had a son same age mine

そして母ちゃんの元に帰ってきたおれと同い年の息子と一緒に。
金は少ししかくれない。

But, uhh, don’t blame me, ‘cause, Lord, I try not to
Have an attitude like “Fuck him until I die”

神様、おれをせめないでくれ。
あのクソ野郎を○そうとはしないから。

But now I rebel and ‘cause moms hell
And hit the blocks, ‘cause I’m into makin illegal mail

けど今は違う、ママは地獄にいるからおれは反逆者。
そしてまた捌く。

Gyeah


最後にGyeah出ましたね〜。笑
リリックからわかるように、めちゃくちゃすぎる日常を歌っています。
これを日本でやったら一発アウト、一生”Back In The Track”できないでしょう。
※”Back In The Track”はシーンに戻るという意味です。

特に”slangin caine”というワードか何となく黒人チックでかっこいいと思っているのですが、
正確な意味はわかりません。(多分仲間と喧嘩という意味)
※わかる人いましたらコメント下さい‼︎

”Cries from my eyes as I hits the street”もメチャクチャおしゃれです。
アメリカ人、いや黒人の人は”Hit”メチャクチャ使いますよね。
アイス・キューブもIt Was A Good Dayで”Hit The Showers”とかいいますし、、、


以上、MC EIHTの”Thicker Than Water”の個人的解説でした‼︎



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